[データ]-[外部データの取り込み]-[新しい Web クエリ]

こんなことができます
Web クエリは、Web ページのデータをワークシート上に直接取り出す機能です。ブラウザで URL を指定して Web ページを表示するのとは違い、Web クエリでは指定したテーブルだけを取り出すことができます。
こんなとき便利です
株価のデータを Web ページから取り出して分析したい
最新のデータを複数のユーザーで共有したい
■Web クエリで取り出せるデータ
Web クエリでは、Web ページ内のテーブルまたは書式設定された範囲をワークシート上に取り出すことができます。取り出すデータには、GIF イメージや JPEG イメージなどの画像ファイルは含まれません。また、ブラウザでWeb ページを表示するときに実行されるスクリプトなどは実行されません。
■新しい Web クエリを作成する
Web ページを取り込むには、取込先の URL などを指定した新しい Web クエリを作成します。
[データ] メニューの [外部データの取り込み] をポイントし [新しい Web クエリ] をクリックします。実行すると [新しい Web クエリ] ダイアログ ボックスが表示されます(図1)。
1. に取り込みたい Web ページの URL を入力します。[Web を参照] ボタンをクリックして、ブラウザに表示している URL をコピーすることもできます。

2. で取り込む部分を指定します。ここでは例として "ページ全体" を選択して解説します。

3. 保存する Web ページの形式を選択します。ここでは例として "HTML 形式" を選択して解説します。

今作成した Web クエリを次回も使用する場合は [クエリの保存] ボタンをクリックします。実行すると [クエリの保存] ダイアログ ボックスが表示されますので、名前を付けて Web クエリを保存します。

[OK] をクリックします。実行すると、[Microsoft Excel への外部データの取り出し] ダイアログ ボックスが表示されます(図2)。

Web ページのデータを取り出すセル範囲の左上セルのアドレスを指定します。

[OK] をクリックします。

Web ページから取り込む部分として、次のオプションを選択できます。

ページ全体 : 指定した URL の Web ページ全体を取り出します。GIF イメージなどの画像ファイルは取り出しませんが、テーブル以外の文字列などはワークシートに取り出します。

表のみ : 指定した URL の Web ページに含まれるすべての表を取り出します。

指定した表 : 指定した URL の Web ページに含まれる表のうち、指定した表だけを取り出します。

Web ページを取り込むときの形式として、次のオプションを選択できます。
なし : 文字列だけを取り出します(図3)。
リッチ テキスト形式のみ : Web ページの文字列に設定されている書式を取り出します。Web ページ上で表示される文字の色などがセル内の文字にも反映されます(図4)。
HTML 形式 : 取り出す文字列に設定されているハイパーリンクの情報を取り出します。ハイパーリンクが設定されている文字列を取り出した場合、セルをクリックするとリンク先の Web ページをブラウザで表示できます(図5)。
■指定した間隔でデータを自動的に更新する
[ピボット テーブル] ツールボックスから、[月] ボタンを「ここにページのフィールドをドラッグします」と表示されているセル範囲にドラッグ アンド ドロップします(図6)。
Web クエリで取り出したデータは、指定した間隔で自動的に更新することができます。
Web クエリで取り出したセルをクリックします。

[データ] メニューの [外部データの取り込み] をポイントし [データ範囲のプロパティ] をクリックします。実行すると [外部データ範囲のプロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。

[更新の周期] チェック ボックスをオンにします。

更新する間隔を指定します(図6)。

[OK] をクリックします。
[更新の周期] チェック ボックスをオンにすると、指定した間隔ごとに Web ページから新しいデータを取り出します。